相手を許すということ~私がシンママになるまでのお話

シンママの結婚生活

かわいいかわいい子供に恵まれ、優しく家事も育児も率先してやってくれて愛情表現豊かな外国人のような旦那さんと幸せな生活…

幸せな幸せな生活。

幸せな結婚。

大好きな旦那さん。

でも私には彼に対してずっとひっかかっていて信じきれないものを抱えていました。

親友だけに話していましたが、それ以外には誰にも言わず1人で抱える闇…がありました。

その闇を見ないように、忘れたように、ただ幸せを見つけながら過ごすのが私の結婚生活でした。

結婚前のこと。

旦那さんの様子が明らかにおかしい時がありました。いつも私にべったりなのになぜかよそよそしく心ここに在らずな反応…

「どうしたの?何かあった?」

「何にもないよ!」

100%何かあった様子…

しばらく見て見ぬふりをしていましたが数日後、いきなり

「別れてほしい」

と。

「え?何?いきなりどうしたの?」

すると彼は泣きじゃくりながら

「浮気をしてしまった。酔った勢いでたった1回だけど相手が彼女と別れないと彼女にバラす!私が捨てられて彼女が幸せになるのは許せない!復讐してやる!と言っている…だからまみちゃんを傷つけたくないし迷惑かけたくない。だから別れよう。」

と。

え…もう付き合って3年…

結婚の約束もしていたし、友達にも家族にも報告していて祝福されている。

会社は寿退社予定。

え…そんな状況で…今…?

私は彼を失いたくないというより恐らく結婚が決まってるのに破談になったなんて誰にも言えない、言いたくない、という思いの方が強かったと思う。

1人でたくさん泣いて悩んで出した答えは「別れない」「許す」だった。

ごはんも食べられずすごく痩せて周囲には「ウェディングドレス着るからダイエットしたのー?」とか「やっぱり結婚前は痩せて綺麗になるねー!」とか言われたけど本当はただただ辛い時期だった。

今思えば別れればよかった。

籍も入れてないのに簡単なことだった。

まだ若いし全然モテないわけでもなかったから(本当か?笑)きっと次があったはず。

なのにあの時どうして別れる選択ができなかったのか。

彼に対する情と執着、周囲に対する見栄や意地、結婚を誰よりも喜んでいた両親に対する悲しませたくないという思い…

私は「忘れる」という選択をしました。

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